大きく進化したApple Watch Series 3

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

毎年9月に、iPhoneの新製品が発表されるApple Special Eventが開催されます。今年は、Apple Watchの新製品も発表され、iPhone 8iPhone 8 PlusとあわせてApple Watch Series 3がリリースされました。Series 3は、Series 2と比べて機能的にはLTE通信機能が追加されました。言葉で説明するとこれだけですが、LTE通信機能が追加されたことの意味は大きいです。

初代Apple Watchを使っている自分にとっては、その違いはさらに大きいです。現在のSeries 1に相当する初代Apple Watchと機能の違いを比べると

  • GPS
  • 防水
  • LTE
  • Apple Pay

が挙げられます。GPSの追加だけで欲しくなってたSeries 2だったのですが、そこにLTEが加わったSeries 3のインパクトは大きく、速攻で注文することにしました。注文するのはもちろんGPS+Cellularモデルです。こちらのモデル、赤色のデジタルクラウンがスペシャル感を引き立てます。

IMG_1012.jpg

Apple Watchは、アルミニウムケースだと多少安くて助かるのですが、個人的な好みの問題でステンレススチールケースを使っています。Series 3でもその考え方は変えずに、ステンレススチールケースを注文することにしました。ただ、現在利用しているキャリアはドコモなんですが、ドコモからはなぜかステンレススチールケースが販売されないようなんです。ホントはキャリアの割賦払いを利用して購入したかったのですが、Apple Storeで金利0円キャンペーンが適用される12回払いで購入しました。

キャリアからでなくApple Storeで購入したApple Watchですが、利用開始するのは簡単です。LTE対応しているとはいえ、相変わらずiPhoneとの併用が前提ですので、iPhone上のWatchアプリから設定するのは以前と同じです。Apple Watchの回線は、この中で主回線であるiPhoneの契約に追加するオプションとして契約する形になります。

ドコモの場合、docomo IDを使ってドコモオンライン手続きができる状態であれば問題ありません。Watchアプリで設定を進めていくと、勝手にドコモオンライン手続きに接続して契約手続きが始まります。具体的には、ドコモの場合だとワンナンバーサービスという名称で、主回線であるiPhoneの電話番号を使って受発信できるというサービスです。月額500円ですが、今なら180日間無料キャンペーン中ということです。

ものすごく限定的な使い方をする端末ですが、月額500円追加するだけでLTEネットワークを利用できるようになるのはありがたいです。また、実に簡単な手続き方法で利用開始できるのも素晴らしいです。これを製品リリースに合わせて世界中のキャリアと調整して準備を進めて何気なくサービス開始してますが、これってものすごく難易度高い仕事だと思います。

LTEが使えるとどうなるの?

さて、気になるのはLTEが使えるとどうなるのか、という点だと思います。正直なところ、常にiPhoneを身に付けて持ち歩いてると、効力を発揮することはありません。ただ、先日iPhoneを離れた場所に置いているときに電話がかかってきました。iPhoneを持ち歩いているときと同様にApple Watchにも着信しましたが、そのときにiPhoneを持っていなかったので何が起こったのか正直よくわかりませんでした。Apple Watchは確かに電話の着信を知らせていて、相手情報も画面に表示されています。恐る恐る電話に出てみると、何事もなく通話することができました。Apple Watch単体での通話だったので、昭和時代の未来感たっぷりな腕時計電話が恥ずかしかったですが、これはすごいことだと思いました。Apple Watchだけでできることが確実に増えています。

そのほかに期待している機能としてはGPSです。GPSも内蔵しているため、NIKE+ Run Clubアプリでランニングコースのトラッキングとかができるようになるはずです。ただ、ジョギングするモチベーションが高まってこないので、まだ一度も試せていません。これについては改めてレポートしたいと思います。

また、Pokèmon GOアプリがiPhoneと離れていても使えるようになるかと期待してましたが、これについてはダメでした。iPhoneとWi-Fi&Bluetoothでつながっている必要があるようです。

Apple Payも強力

もう一つ、初代Apple Watchから進化した機能としてApple Payがあります。今はiPhone X待ちでiPhone 6sを使っているのでApple Payは使ったことがありませんでしたが、せっかくなのでApple Watchで使ってみたいと思いました。

Apple Payを使うには、クレジットカードをWalletアプリに登録する必要があります。このとき、すでにApple Watchとペアリングしていれば、Apple Watchへのクレジットカード登録も同じ流れで行うことができます。ただ、問題はVISAの場合で、iPhone 6sでは登録ができないんです。持っているクレジットカードはVISAが多いので困ったもんですが、VISAだと現状ネット決済とアプリ決済に対応していないので、iPhone 6sだと登録できないんですね。iPhone 6sは店舗決済できないハードウェアなので、結果としてネット決済とアプリ決済しか道がないので、それに対応していないVISAははじかれるということなんだと思います。

IMG_0073.jpg

幸い、VISA以外のブランドのクレジットカードも持っていますので、登録して使ってみました。ケータイの頃からいわゆるおサイフケータイを便利に使っていましたが、Apple Watchの場合はケータイやスマホを取り出す手間も必要ないので、恐ろしいほどお手軽です。Apple Watchで利用する場合は電源ボタンを2度押しする必要がありますが、実にシンプルで電子決済のあるべき究極の姿ではないかと思います。店によってはレシートやクレジット控えをちゃんともらう必要がありますが、それが面倒になるほどの手軽さなので、同じApple PayでもiPhoneを使う場合とは比べものにならないように思います。

ちなみに、登録したクレジットカードはブランドごとにiDかQUICPayに割り当てられます。店舗で利用するときは、割り当てに応じて「iDで」か「QUICPayで」とお願いするのがしきたりのようで、「Apple Payで」などとお願いしてしまうと恥ずかしい思いをするようです。

その他機能について

LTE機能が搭載されたことで、心配に思っていたのがバッテリーの持続時間です。が、この点に関しては心配及ばずでした。初代Apple Watchの使い方と大きな違いがない状態で、体感的に1.5倍程度は持続時間が伸びているように思います。

それから、まだまだほかにも便利機能があって、使いこなせていないものがたくさんあると思います。もっともっと使い込んで、便利な使い方を研究していきたいと思います。