iPhoneだけで現在の居場所を自動ツイートする

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

タクシーの仕事中、どこで営業してるかをTwitterでシェアしています。こちらで紹介したとおり、IFTTTアプリ(サービス)とショートカットアプリを組み合わせて実現していましたが、IFTTTを使わずに、iPhoneのショートカットアプリだけで実現するように変更してみました。

今回、やり方を見直したキッカケは、iOSのアップデートです。iOS14になったことで、ショートカットアプリのオートメーションのオプションに「実行の前に尋ねる」が加わりました。これまでは、所定の時刻になると通知が出て、「実行」をタップする必要がありましたが、このオプションにより、「実行」のタップを省略できるようになります。

Screen Shot 2020-11-18 at 15.11.44.png

「実行の前に尋ねる」をオフにするとどうなる?

ちょっとテストしてみました。適当な内容をツイートするショートカットを作成し、オートメーションでそのショートカットを実行するというものです。「実行の前に尋ねる」をオフにすると、所定の時刻になったときに通知が出ます(画像左上)。通知は出るだけで、同時にショートカットも実行されているようで、ショートカットで実行するツイートの確認通知が出ます(画像左下)。この通知をタップすると、ツイートの下書き画面が表示され、ツイートできる状態になります。

Screen Shot 2020-11-18 at 15.23.07.jpg

これに対して、「実行の前に尋ねる」をオンにすると、所定の時刻になったときにショートカットを実行するための通知が出ます(画像右上)。これをタップすると、実行ボタンが現れます(画像右下)。ここで「実行」をタップすると、ツイートの下書き画面が表示され、ツイートできる状態になります。

「実行の前に尋ねる」をオフにしても、結局ツイートの段階で確認の動作が必要になります。これのおかげで、「実行の前に尋ねる」がオンでもオフでも手間はほとんど変わらないということですね。

できるだけ操作の手間を減らしたいけど...

ショートカットアプリでツイートまでやろうとすると、上記のような形となってしまいますが、IFTTTと組み合わせた以前の方法だと、「実行の前に尋ねる」をオフにすれば完全な自動ツイートが可能になります。ということも、テストしてみてわかりましたが、これはこれでちょっと怖い面もあります。

現状、曜日と時刻でオートメーションを設定しています。その日のその時刻に仕事をしていれば、居場所をツイートしても問題ありませんが、休んだ日や出番が変わったときなど、仕事をしていないときに粛々と居場所がツイートされるのは困ります。もちろん、実行のタイミングで通知はされますが、iPhoneを手に取ってなければ気づきません。まぁ、プライベートなときの居場所をツイートしても、閲覧できるのは知り合いに限られますので害はありませんが、そういうリスクがあるのは、やはり筋がよくないですね。

そんなわけで、実はこの「実行の前に尋ねる」のオン/オフ機能は切望していたのですが、いざ可能になってみると、結局オンのままがいいだろうという結論に至りました。そうなると、別の課題が気になり始めました。

IFTTTを利用するとツイート数の上限がある

IFTTTのサービスを利用してツイートする場合、24時間で25ツイートという上限があります。乗務中にできるだけ細かく居場所をツイートしたいので、きっちり25回使い切れるようにスケジュールを組んでいるわけですが、21時間にわたる勤務時間を網羅するには、ちょっと足らないのも事実です。

そんなわけで、もう少しツイート頻度を上げるべく、IFTTTのサービスを利用せずに、iPhoneのショートカットアプリのみでやってみることにしたわけです。

Screen Shot 2020-11-21 at 9.56.12.jpg

ショートカットアプリだけでどうやるの?

ショートカットの手順は、IFTTTを利用する場合よりも単純です(画像左)。ツイート本文に、現在いる「市区町村」(横浜市中区とか)を含めるため、現在地を取得します。また、現在地からは「マップURL」も取得します。以前は、IFTTT側でタイムスタンプを埋め込んでいましたが、今回はショートカット内で「現在の日付」を埋め込んでいます。この手順でショートカットを実行すると、画像右のようになります。

Screen Shot 2020-11-21 at 9.00.25.jpg

オートメーションに登録するのは同じです。所定の時刻になると通知が出るので、これをタップして、さらに「実行」をタップします(画像左)。すると、ツイートの下書き画面が起動するので、「ツイートする」をタップします(画像右)。

Screen Shot 2020-11-18 at 15.24.05.jpg

これまでと比べると、上記の「ツイートする」をタップする分だけ余計な手順となり、2タップでよかったものが、3タップ必要となっています。このツイートの下書き画面が起動するのが少々もたつく時もありますが、ほとんど連続動作で済みますので、やってみるとそれほど負担ではありませんでした。

ただ、このツイートの下書き画面ですが、上部のメニューで本文が隠れてしまっています。本文が間違っていることはありえないのですが、ツイートするアカウントを確認するのに不便です(下にスワイプすれば見えます)。おそらく不具合だと思いますので、早く解消してほしいですね。

ちなみに、このツイートするアカウントは、Twitterアプリで選択されているアカウントに従います。現在、プライベート用と仕事用のアカウントを使い分けているので、仕事中は仕事用のアカウントに切り替えておく必要があります(ツイートの文面の画面でも切り替えられます)。

そんなわけで、毎回の手間は少し増えましたが、ツイートする回数が増やせました。結果的に、iOSのバージョンアップとは無関係にやり方を見直したわけですが、手順を見直して再検討してみるだけでも改善につながることがあるってことですね。勉強になりました。