揚げものが好きで、自分でごはんの支度をするときは結構作ります。作る手間は惜しまないのですが、古くなった油の処分が悩ましいですよね。ただ捨ててしまうのはもったいないので、廃油石けんづくりに挑戦してみました。
必要なものを揃える
廃油石けんづくりで一般的に必要とされているものは
- 廃油
- 苛性ソーダ
- 水
の3点です。ただ、苛性ソーダは手に入りにくいので、代わりにオルトケイ酸ナトリウムなるものを使いました。分量も含めて再掲すると
- 廃油 100g
- オルトケイ酸ナトリウム 25g
- 水 50g
となります。オルトケイ酸ナトリウムは、以下から購入できます。
これらと、500mlの空のペットボトルを2本使います。
まずは注意事項
オルトケイ酸ナトリウムは、苛性ソーダほど危険なものではないですが、水と混ざることで危険度がアップしますので、取り扱いには注意が必要です。
さっそく作ってみた
用意した2本の空のペットボトルに、廃油100gとオルトケイ酸ナトリウム25gをそれぞれ入れます。
オルトケイ酸ナトリウムのペットボトルに、水50gを入れ、よく振って溶かします。オルトケイ酸ナトリウムは固まりやすいですが、大きな塊のままだと完全に溶かすのが大変なので、できるだけ粉末の状態にしてから溶かすのがよいです。
ふたを閉め、振って混ぜます。このとき、30秒振って30秒置いておくを6セット繰り返します。
8分後の状態です。混ぜ合わせたはずが、分離してきてしまいました。
そんなこともあるらしいので、とりあえず3セット追加してみました。でも、5分経ったらこんな感じ...
これ、何度繰り返しても変わらないような気がしたので、とりあえず上澄みだけ取り出してみようと思い、急きょ別の容器に移してみることにしました。
でも、都合よく上澄みだけ取り出すなんてうまくいかなかったので、元に戻しました。で、とりあえず1セット追加してみました。そして10分後... 今度はぜんぜん分離してません!なんかいい感じです。
ただ、なめらかさがイマイチな感じがしたので、ダメ押しでラスト1セット追加してみました。で、10分後... ずいぶんなめらかになって、さらにいい感じです。
なんかよさそうなので、ここでふたを開け、30分放置してみました。このまま乾燥させるので、ペットボトルを切断してみました。
まだ柔らかいですが、横にしても流れることがないくらい固まってきました。
いろいろ調べると、30秒振って30秒置いておくを6セットというのが定番のようですが、様子を見ながら時間を空けてまた振ってみたいなことを何度か繰り返すのがコツかもしれません。分離せずしっかり混ざってから、なめらかになるまで振るのがよいようです。
ここまではうまくいった感じで進んでますが、これで本当に石けんになるのか不思議でなりません。続報は改めてリポートします。
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