OfficeのアップデートをMac App Store経由にしてみた

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Macで使っているOffice。Office 2019のリリースに合わせて、Mac App Storeでも配信されるようになりました。Officeのアップデートは、Officeと同時にインストールされるMicrosoft AutoUpdateがアップデートを管理しています。いや、これがまたMicrosoftらしいツールなんですよね...

Officeソフトウェアを起動すると反応するMicrosoft AutoUpdate

WordやExcelなど、Officeソフトウェアを起動すると、少し遅れてMicrosoft AutoUpdateが自動的に起動します。これが起動すると、頻繁にアップデートがかかるMicrosoft製ソフトウェアの例に漏れず、かなりの確率でアップデートが見つかります。このとき、いざアップデートしようと思っても、WordやExcelを使いながらアップデートすることはできません。ですので、何もせずWordやExcelを終了するか、アップデートをあきらめるかのいずれかを選択しなければならないわけです。

使おうと思ってアプリを起動したのに、起動したそばから終了させようとするところが、実にMicrosoftらしいです。使おうと思ってWordやExcelを起動するので、やはりアップデートをあと回しににせざるを得ません。これを毎回キャンセルしなければならないのも面倒です。

Mac App Storeならさりげなく通知

どんなアプリでもアップデートはつきものですが、Mac App Store経由で導入したアプリは、Mac App Storeがアップデートを管理します。アプリを起動する/しないに関わらず、アップデートがあれば通知してくれます。通知のタイミングが悪いときもありますが、使おうと思ったときにアップデートのチェックが走るのと比べると、だいぶマシですね。

で、Officeソフトウェアも、ついにMac App Storeの仲間入りを果たしたわけです。このアップデートのチェックタイミングがわずらわしいと感じていたので、これは期待大です。

問題はすでに持っているライセンス

アプリがMac App Storeの仲間入りを果たすときに問題となるのが、ライセンスです。すでに持っているライセンスがそのまま使えなかったりすることがほとんどなので、Officeについてもこの点が心配でした。ただ、Mac App StoreからOfficeソフトウェアをインストールしてみると、あっさり上書きインストールされ、すでに認証済みのIDもそのまま引き継がれました。心配には及びませんでしたね。

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ちなみに、Mac App Store版Officeは、Office 365サブスクリプションが必要となるようです。これをアプリ内課金で購入するようなので、ファミリー共有は適用されないかもしれません。要するに、これまでのOffice 365サブスクリプションと扱いは同じで、ユーザーごとに購入が必要ということのようです。

ところで2019はどうなの?

ライセンスは問題なかったようなので、新たにリリースされた2019を試したいと考えてました。Office 365では、常に最新バージョンのOfficeが使えるので、期待してました。

ところが、Mac App Storeからインストールしたバージョンと、いままで使っていたバージョンは、まったく同じであることがわかりました。実は、いままで使っていたのが2016で、自分で2019を選んでインストールするもんだと考えていました。でも実際は、ずいぶん前からOffice 365は2019化していたようなんです。考えてみたらOfficeもダークモードに対応してますからね...

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そんなわけで、大きな違いもなくMicrosoftペースでOfficeソフトウェアはアップデートされました。アプリそのものの使い勝手は変わりませんが、Mac App Storeからインストールすることで、アップデートのチェックが大きく変わりました。まだほとんど吟味できていませんが、ちょっとイラっとさせるアップデートのチェック方法は確実に変わりました。アプリそのものの使い勝手とは違いますが、こういう部分の改善も、結構大事だと思いますね。