デジカメ写真はワイヤレスでスマホに転送がいい

スマホカメラの進化はめざましくて、スペック的にもデジカメ専用機と遜色ないし、実際に何も考えずに撮影しても、簡単にキレイな写真が撮れます。iPhoneのカメラは特に評判がいいし、カジュアルに撮るような場面では、iPhoneでバンバン撮ってます。

スマホカメラで写真を撮ると、アプリで加工したり、SNSにアップしたり、共有したりと、写真の活用の幅が広がります。そういった意味でも、やはりスマホをベースに写真を扱うのがベストでしょう。

でも、純粋に写真を撮ることを楽しみたいときもあります。やはり、デジカメ専用機の光学ズームを使ったときの構図の自由度は捨てがたいです。もともと、写真を撮ることが好きなので、デジタル一眼を持ち歩くことがあります。iPhoneで気軽に撮る写真もあれば、デジタル一眼で見たままの景色をできるだけ忠実に記録することも楽しんでいます。

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例えばデジタル一眼などのデジカメ専用機で、気に入った1枚が撮れると、その場でSNSにアップしたくなります。でも、それをするには、デジカメ専用機のSDカードから写真をスマホに転送する必要があります。ケーブルをつないだり、SDカードリーダーを介して...みたいなことを、出先でやるのは面倒ですよね。

ワイヤレスならスマートに転送できる

デジカメ専用機に、例えばWi-Fiなどのワイヤレス通信機能が備わっていれば、スマホに写真を転送することができます。でも、普通はそんな機能はありません。ところが、Wi-FiつきSDカードを使うと、デジカメ専用機にWi-Fiでワイヤレス通信する機能を持たせることができます。さらに、写真サーバーとして動作する機能もあるので、スマホから接続して写真をダウンロードすることができるようになるわけです。

いま使っているデジタル一眼は、キヤノンのEOS Kiss X6i。これを買ったときに、あわせてWi-FiつきSDカードを使い始めました。買ったのは2013年だったと思うので、使い始めてかれこれ6年になるでしょうか。そのときに買ったWi-FiつきSDカードはコチラです。

いまは改良版が出ているようですね。

このPQI Air Cardの魅力は、本体がアダプター構造となっていて、メモリー部分がmicroSDカードとして分離されている点です。Wi-Fi機能を持つ本体を1つだけ用意しておけば、予備のmicroSDカードに差し替えたり、大容量のものに差し替えることもできます。この点を評価して、PQI Air Cardを選びました。

購入時は、相性の関係で、ものすごくカメラを選ぶ製品でした。幸い、EOS Kiss X6iは問題なかったので購入して、使えなくなるようなことも一度もありませんでした。ただ、iPhoneアプリの使い勝手がイマイチなのと、写真の転送速度が遅い点がネックでした。

それでも、ワイヤレスでデジタル一眼からiPhoneに写真を転送できる快適さは十分味わえましたし、写真の楽しみ方は大きく広がりました。

ほかの製品はどうなんだろう?

本体がアダプター構造な点を気に入っていて、そういった製品はPQI Air Cardだけなので、ほかの製品のことを考えることはなかったのですが、実際のところ、microSDカードを差し替える場面というのはほとんどありません。この点に目をつぶってみると、また違った快適さが見えてくるように思えて、別の製品も試してみることにしました。

ということで、Wi-FiつきSDカードと言えば、東芝のFlashAirです。PQI Air Cardでは16GBを使っていて、特に容量不足は感じていませんでしたが、32GBを買ってみました。

結論から言うと、すごくいいです。SDカードとしての読み書きスピードの違いは、正直気にならないのですが、アプリの使い勝手の違いが大きいです。単純にアプリの操作性がよいことに加えて、写真の一覧を表示するスピードや、ダウンロードするスピードが段違いで速いです。FlashAirのほうが格段に使いやすいですね。

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Wi-FiつきSDカードに求めるのは、やはりデジカメ専用機からスマホへのスマートな転送です。撮影した写真の一覧を閲覧したり、必要な写真をスマホにダウンロードするのをサッと済ませられるのがポイント。どうやら、FlashAirに乗り換えたほうがよさそうですね。