ワイヤレス充電環境を改善する

iPhone Xを使っているので、ワイヤレス充電を積極的に使うようにしています。充電するのにケーブルをつながないだけのことなのですが、これがとっても快適です。ただ、ケーブルをつなぐ場合に比べて、充電するのに時間がかかるという問題があります。

例えば、ワイヤレス充電器です。これは、USB端子などから給電する形で、充電台として使うものです。自宅や職場などで、固定的に使うことを想定しているものですが、正直なところ、これをワイヤレス充電にする価値があるのかどうかよくわからなかったので、とりあえず安物を買って、しばらくの間はそれを使っていました。

ワイヤレス充電器の使い勝手

使ってみて便利だと思ったのが、やはり充電が手軽だという点です。ケーブルをつなぐ/外すという動作がなくなると、想像以上に便利になります。反面、充電スピードが低下しますので、短時間で充電したいときには、どうしても不便です。しかも、通知などの振動で、少しずつ充電エリアからズレてしまい、いつの間にか充電されていない状態となってしまうこともあるので、なかなか悩ましいです。

ということで、改善に必要になってくるのは

  • 充電スピード
  • ズレにくい構造(材質)

の2点と考えました。

こんなワイヤレス充電器を買いました

これまでは、Amazonで買った、とにかく安いノーブランド品を使っていました。筐体が安物プラスチックで、ツルツル滑ります。充電スピードは、一応5W(5V/1A)ですが、とにかく遅くて使い勝手はイマイチです。

IMG_0929.JPGということで、新しいワイヤレス充電器として、RAVPower RP-PC066を買ってみました。

このワイヤレス充電器、充電スピードが最大10Wです。iPhone Xだと7.5W(5V/1.5A)なので、十分な性能です。将来的に、iPhone側が対応すれば、10Wでの充電が可能になるかもしれません。

ただ、注意しなければならないのは、10W対応の製品ならすべてiPhoneが7.5W(5V/1.5A)充電が可能かというと、それはちょっと怪しいという点です。RAVPower RP-PC066の場合は、iPhoneの7.5W(5V/1.5A)充電に対応と明確に謳われていますが、そうでない製品もあります。10W対応であるにも関わらず、iPhoneだと5W(5V/1A)充電になってしまう可能性があるということです。

充電スピードは、体感的にだいぶ速いと感じられました。見た目も高級感があって、ゴムの滑り止め加工が施されています。ただ、実際は結構滑ってズレる場合もあって、この点についてはいま一歩というところですね。

IMG_0930.JPGQi対応モバイルバッテリーも買い替えよう

Qi対応モバイルバッテリーは、こちらで紹介したものを使ってました。Amazonから商品が削除されてしまったのか、リンク切れとなっています。実はこれ、買い替えを思い立ったのは、バッテリーが変形してしまった影響からか、充電が途中でストップするようなおかしな動きをするようになってしまったからなんです。

IMG_0931.JPGこのモバイルバッテリー、総じて使い勝手はよかったのですが、使ってみて一番の問題は、充電するときに電源ボタンを押下しないと給電を開始しないということなんです。これ、大したことない話に思われてしまうかもしれませんが、手軽に充電できるワイヤレス充電では、結構重要なポイントです。

例えば、机上でワイヤレス充電中に、iPhoneを手に取って何か操作をして、すぐ戻すようなシチュエーションで、いちいち電源ボタンを押下するのはとてもわずらわしいです。せっかくの手軽さが台なしといった感じになってしまいます。

技術的なことはよくわからないのですが、ワイヤレス充電の待ち受け状態にしておくと、それなりに電力を消費してしまうと思います。利便性と省電力を両立するのはなかなか難しいところですが、使い勝手優先の製品も使ってみたいと思っていました。

そういったことも考えつつ、選んだのはRAVPower RP-PB080です。

容量は10400mAh、出力は最大10Wでワイヤレス充電器のRAVPower RP-PC066と同じです。こちらも、iPhoneの7.5W充電対応と明確に謳われているので安心です。

なので、これまで使っていたモバイルバッテリーと性能的にはほぼ同じです。大きな違いは、筐体のサイズです。この製品、とにかくデカイです。それなりに重いですし。携帯性については、もう少しがんばってほしかったところです。手に取ってみると、なんとなく中身がスカスカの部分がありそうな感じがするので。

IMG_5371.JPGでも、大きく重いがゆえに、安定感があります。質感もそこそこで、滑り止め加工も施されています。専用の袋が付属してますので、大きさ重さはなんとか我慢しています。

IMG_0932.JPGまた、この製品にも電源ボタンが付いていますが、多少の間ならワイヤレス充電の待ち受けに対応しているようで、本体にiPhoneを乗せるだけで充電が始まります。しばらく使わない状態を経て使い始める場合は、電源ボタンを押下する必要があるようです。ケーブル経由で充電する場合は、電源ボタンを押下する必要はありません。ケーブルを差し込むだけで充電が始まります。これらの点は好印象ですね。

ちょっと予算アップして安心を買いました

これまで使っていたのは、ワイヤレス充電器、モバイルバッテリーともに、ノーブランド的なものでした。価格の安さは魅力ですが、性能面や品質面(安全面)で不安な面があるのも事実です。今回は、そのあたりを実感したので、少しだけブランドを意識して製品を選びました。いいものであれば、少々高くてもお金を払う価値はあります。もっと使い込んで、製品選びの理解を深めたいと思います。

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