音声入力の精度がちょっと...イヤホンマイクを変えてみた

タクシーの仕事で、お客さんの乗車時刻、降車時刻、乗車値や降車地などをiPhoneに記録しています。運転の合間に記録するので、音声入力を活用していますが、認識精度を上げるためにイヤホンマイクを使っています。これまで、いい感じで使っていたのですが、慣れてきたせいか、認識精度の悪さが気になるようになってきました。

これまで使っていたイヤホンマイクはコチラです。

当初はイヤホンマイクの利用価値がどれほどのものか未知数だったので、とりあえず安いものを...と探し当てたものです。音声認識の精度改善効果は、音楽鑑賞用として使っているAirPods Proと比べて限定的だったものの、イヤホンマイクなしで音声入力していたときと比べて改善はしました。ですが、日々使い込んでいくうちに、アラが目立つというか、気になるようになってたというわけですね。

便利に使っているので少しいいものを選んでみよう

イヤホンマイクを使い始めてみると、乗車や降車情報の記録以外でも、配車センターに電話したり、仲間とLINEしたりする場合にも活用できることがわかり、便利に使っています。もはや、なくてはならないくらい使い込んでいるものなので、少しいいものを選んでみてもいいかなと物色してみました。

選定の要件としては

  • 片耳タイプでコンパクト
  • 接続はBluetooth
  • 未使用時に簡単に充電可能

あたりですかね。これらの要件を満たしつつ、できるだけマイク性能の高いものを探してみました。

で、選んだのはコレです。

Jabraは、コールセンターなどで使われている業務用ヘッドセットを扱っているメーカーです。ヘッドセットと言うと大げさですが、こんな片耳タイプでコンパクトなBluetooth接続タイプのものもあるんですね。ちなみに、このJabra Talk 55は、バッテリーケースが付属。電源に接続されていなくても、ケースに収納すれば充電される仕組みです。

マイク性能に関しては、無指向性MEMSマイクを2個搭載しているのがポイント。ノイズキャンセリングにも対応しているので、デュアルマイクとの組み合わせで、周囲の雑音をいい感じに排除してくれるのに期待しつつ、Jabra Talk 55に決めました。

以前のイヤホンマイクと比べて使い勝手はどう変わった?

サイズに関しては、以前のイヤホンマイクと比べて大きくなっているものの、口元に伸びたマイク部分が持ちやすく、逆に都合がいいです。取り扱いを考えると、小さければよいというものでもありませんね。

ペアリングはJabra ASSISTというアプリ経由で行います。いったんペアリングしてしまえば、あとは電源のオン/オフも気にすることなく使えます。バッテリーケースから取り出せば、電源が自動でオンになってiPhoneとつながり、戻せば電源がオフになるという仕組みです。

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バッテリーケースに関しては、シンプルで使いやすいですが、凝ったデザインのせいで安定感がイマイチです。底面がラバーで覆われていて、すべりにくくなってはいますが、クルマの中では置き場所を考えなければなりません。また、バッテリーケースも充電が必要ですから、充電ケーブルをつないでおくか、別のタイミングで充電するようにしなければならないのが少々わずらわしいですね。

それでも音声認識の精度が改善すれば万事OK!

Jabra Talk 55を購入する目的は、音声認識の精度を改善させることです。そこが多少なりとも変われば、少々使い勝手が悪くなっても許容できます。結論から言うと、この部分は期待どおりでした!

以前のイヤホンマイクだと、ほぼ確実に間違って認識されていた発話が、おおむね正しく認識されるようになりました。特に、長めの文章を入力しようとしたとき、「そう聞こえるのかよ...」と戸惑うようなことがだいぶなくなり、快適に入力できるようになりました。

また、驚くべき変化は、音声入力に切り替えてから、入力待ちになるまでのタイムラグが大きく短縮されたことです。以前のイヤホンマイクでは1秒以上かかっていましたが、これがほぼリアルタイム感覚で切り替わります。音声入力の快適さがアップしましたね。

「少々高くてもいいものを」というつもりで探したので、確かにそれなりの値段はしますが、やはりその分性能はしっかりしてますね。しばらくはabra Talk 55で快適な音声入力ができそうです。